いつも通りの日々を過ごしていく。

「またね。麗羅」

そう言って去って行く彼女、栞は私の唯一の友達だ。


また、あの時間が始まる。

いつの間にか教室には10人もいなくなっていた。

「じゃあ、麗羅。一緒に遊びましょ?」

「麗羅。こっちにおいでよー」

ここまでなら、普通の友達の会話だと思う。

けど、ここからが普通ではない。


ドカッ!
ガシャン!



あぁ、今日は蹴りか。




これから始まるのは遊びという名のいじめだ。