「……っ」 顔に熱が集中する。 多分今の私は耳まで真っ赤だ。 聞いていた女の子はきゃーと大声を出し始める。 「一条先生やばーい!!」 「かっこよすぎる!千結ちゃん羨ましい!!」 私は恥ずかしくて俯くことしか出来なかった。 すると上からポンっと頭を撫でられる。 上を向くと、一条がふっと私を見て微笑んだ。 「顔真っ赤の千結様、可愛いですよ」 「……っえ、」 一条は教卓の方に向かった。 こうして、一条と私のドキドキ学校生活が始まった。