「ふふ、千結様はやっぱり可愛いです」 「うるさい、ここ学校」 と言いドアを開けて廊下に出た。 そのころ教室では 「……っ千結様、ツンデレ可愛すぎます」 と顔を真っ赤にしながら口を手で覆い呟く一条がいたなんて知りもしない。 そして、それを見て「執事なんかに渡すか」と言う藍くんがいたことも───────。 車に乗り家に向かう。 その中でみっちりお説教だ。