意地悪執事はお嬢様を独占したい







迎えに教室まで来るバカがいる?普通。



でも、一条の場合ならありえるかもっと思い急いでベランダから教室に入り荷物を詰めた。




すると、廊下から「きゃーー!」と声が聞こえる。




…まさか。



「千結様!お迎えに来ました」




……やっぱり。




ドアの方に視線を向けると、トコトコと私の元に歩いてくる一条。

周りの女の子は頬を赤らめてきゃーきゃー言っている。



だから迎え嫌だったのよ……