意地悪執事はお嬢様を独占したい

「え、ちょ、千結！あれ！」



七海が私の方を向いて窓の外を指す。
周りの人も外を見てきゃーきゃー言っている。

……どうしたんだろう？



そう思い窓の外に目をやると校門にいる人物に目を疑った。




……え、あれって…




「一条さんじゃないの！？」




……っ！


私は急いでベランダに出てベランダから顔を出した。




「……っい、一条！？！？」




びっくりして大声がでる。