意地悪執事はお嬢様を独占したい






「千結ちゃんおはよー!」



下駄箱で靴を履き替えてると聞きなれた声が後ろから聞こえた。




「藍くん、おはよう」



にこっと微笑む。
2人で歩いていると




「わ、花岡くんだ!きゃー!」

「栗栖さんもいるね」

「悔しいけど千結ちゃん可愛いしな〜」




廊下の隅で私たちを見て話す女の子たち。

……私に可愛いっていう人、一条以外に居たんだ。





「千結ちゃんモテモテだね」

「え!?いやいや、私がモテるはずないよ。
藍くんもモテモテだし」