「…あ〜だから千結様起きてこなかったんですね!」



少し不機嫌な顔をする桃井。

……そういえば、桃井って一条が好きなんだっけ。

ここには私と一条と桃井の3人しかいなく、2人きりにさせたくなかったので、声をかけた。



「……おはよう」



そう言うと一条はこっちを振り返ってパァァと顔を輝かせた。



「千結様!おはようございます」



と桃井が私に言う。
朝食できてますよ、と桃井に言われたのでテーブルに向かった。