もう、もうこれ以上……っ


「私を苦しめないで……っ!」

「…千結様!!!」


そう私が叫ぶと同時に一条が私の言葉を遮って大きな声で名前を呼んだ。
それにハッと我に返る。


「まって、千結様。」

「…っ、なに」

「千結様、私桃井のこと好きじゃありませんよ……?」

「……そんなことあるわけない」

「私は千結様が好きなんですけど……」


……何を言ってるの?
だって、だって……そんなことありえないんだもん。


「だ、だって、桃井と昨日キスしようとしてた……っ、」




見たもん……っ。