家を出て、歩き回った。 学校も行かないで歩いていた。 そんな俺を千結様のお父様とお母様が見つけ保護してくれた。 千結様のお家に行った時は驚いた。 広くて綺麗な豪邸。 お母様方は入ってと言ってくれたので入り、中を進むと、リビングからひょこっと可愛らしい華奢な女の子が現れた。それが千結様。 当時は今のロングの髪とは違いボブで短く、目がくりくりして大きくて、綺麗な白い肌にほんのり色付いた唇。 その綺麗さに息を飲み固まった。