意地悪執事はお嬢様を独占したい






……っ、天使!
バチバチの2人からそーっと抜け出し、天音くんとみーちゃんに感謝した。





バスが動き始めて数時間。


七海とお菓子を食べながらお喋りをした。

「一条さんとどうだった!?そのシュシュ一条さんがくれたんでしょ?めっちゃ似合うね」

「そ、そう?嬉しい……」


七海は翔馬くんと行ったらしい。
付き合い始めたんだとか。


「ねね、美月めっちゃ天音くんと仲良くなってるよね」

「え?……ほんとだ」


近くの席で2人隣同士で乗ってるみーちゃんと天音くんは楽しそうに話していた。
……なんか、天音くんの顔穏やかだ。