意地悪執事はお嬢様を独占したい






ぶつかった人影を見ると、そこには男の人2人が。
背の高い人でいかにもヤンキーって感じだ。

……っ、やばくない?これ。


「いってぇなぁ」


低い声で男がそういい私を睨みつけた。それにブルっと体が震える。

……こういう時に負けず嫌いが発揮するってなんなんだろう。
睨まれたら睨み返してしまった私はバカなのか。


「あ、あなたがぶつかってきたんでしょう?」


地面に手をついて立ち上がり相手を睨みつけた。それに相手はシワを寄せる。


「あぁん?いてぇのには変わりねぇんだよ。どうしてくれんだお嬢ちゃん」



ぶつかった人は私を睨み、隣にいる男はニヤニヤ笑っている。