意地悪執事はお嬢様を独占したい






看板に書いてあるメニューを見ながらみんなでワイワイ話す。

……いっぱい歩いたから喉乾いちゃった。
列を見るとまだまだ時間がかかりそう。


「ねぇ、近くに自動販売機あったから買ってくるね。喉乾いちゃった」

「私も行きましょうか?」

「大丈夫!一条も待ってて」


くるっと後ろを向き自動販売機に歩いて向かった。





……お茶でいっかな。

うーん、と悩んでいると、背中に勢いよくドンっと何かにぶつかった。
ぶつかる力が強かったのでバランスを崩して倒れ込んでしまう。


「…っ、いった」