意地悪執事はお嬢様を独占したい






「お、重いよね?ごめん」

「いや?軽すぎですよ千結様」


と笑う一条にまたキュンと胸が鳴る。
一条に回していた腕を手に持っているハンカチと一緒に少し強める。一条の肩に頭を乗せた。

今の私の顔はにやけているだろう。


「……ありがと」


そう呟くと、「ふふ、いえいえ。」と笑ってくれた一条。


「最近の千結様は素直ですね?」

「……黙れ」

「ふふ。あ、千結様怪我してるのでこのまま下山しちゃいますね」

「うん。…何笑ってんだ気持ち悪い」