意地悪執事はお嬢様を独占したい






〖 千結side 〗



「……あーもう。スマホないし」


はぁーと1人ため息をつく。
あれから、日陰になるところを探して今は木の下。

……これやばいんじゃないの?
助けこなかったらここで死ぬんじゃないレベルだと思う。


……一条。お願い来て。

そう祈るしかない私は、お守り代わりのハンカチをぎゅっと握った。



足、どうしよー。
歩けないほどじゃないけど、微妙に痛いっちゃ痛い。
……ごめんね、じいや。私の不注意で怪我しちゃったよ。

ばかだなー、私。ハンカチ落とすとか、大切なものは持ってこなきゃ良かったわ。
そう思い苦笑いした、その時だった。