意地悪執事はお嬢様を独占したい






「なんで座るの」



私の隣に腰掛ける一条。




「千結様不足なので」


「……もう勝手にして」



何言っても聞かないだろうと思ったのでここにいることを許した。

というのは半分嘘で、ただ一条と居たかったという理由。



あーあ、こんな私を一条が知ったらどう思うんだろう?
余裕なさすぎって笑われるかな?



だって、一条は





ものすごく意地悪だから。