……っ、もしかして。千結様、ここから落ちたりした? サァァーと血の気が引き、下の足元のところをじっと見る。 「あっ」 地面を見てみると、1箇所崩れているところが。 よく見ると足跡もある。 これって……っ。 「…っ、千結様……!」 俺は、その崖をズルズルと滑り落ちた。 落ちて、周りを見ても千結様はいない。上を見上げると千結様の身長じゃ登れないため、落ちたとしたら千結様は絶対どこかにいる。 手についた砂をパンパンとはらい、周りを探し始めた。