意地悪執事はお嬢様を独占したい





「はぁ。一条、この女子達の悲鳴抑えてよ。耳に響く……」


朝からこんな高い声よく出るなぁと思いながら一条と2人で話していると、服の裾を誰かにクイッと引っ張られた。


「ちーちゃん。おはよう」


上目遣いでふわっと笑うみーちゃんにきゅんと胸が高鳴る。


「美月様。おはようございます」

「おはようございます一条先生」


みーちゃんって小柄でほんと可愛いよね。
そう思いながらバスを待つ。



「千結ちゃん!おはよ」

「おはよ、千結。美月」