意地悪執事はお嬢様を独占したい





さらいますとか怖いんですけど。誘拐犯ですか?って感じ。


「千結様、私に落ちるのも時間の問題ですか?」

「……」

「花岡様と私ならどっち選びます?」

「あ〜、もう!うるさい!」


そこら辺にあった柔らかいクッションを一条の顔面に投げつけた。
うるさいったら……っ。
ほんと、すぐ調子乗る。まあ、好きなのは事実だけど。

そう思いながら、帰りに自動販売機で買ったいちごミルクの飲む。


「……千結様しか勝たんですね」

「ブッ!ゴホッゴホッ!」

「大丈夫ですか!?」

「…ゴホッ。ふっ、やめてそれ、あははっ」