それを見てホッとする。 このまま一条に着いてこられたら余裕ないのがバレる。 階段を登り終え部屋に向かうため赤いカーペットの上を歩く。 近くにいるメイドと執事は「千結様!お帰りになられたのですね!」と笑顔で出迎える。 ……ここ、無駄に広いんだよね。 部屋までの道のりが長く、部屋に入った瞬間ベッドにだいぶした。 「疲れた〜」 しばらく寝っ転がったあと、制服を脱いでゆるっとしたピンクのワンピースを着た。 ……この家の服、ほんとにザお嬢様って感じのなんだよね。