意地悪執事はお嬢様を独占したい





「……千結ちゃん」


すると、藍くんが七海の席に座った。そして、私の方に手を伸ばしてきたと思うと、


「……っ、!?」

「ダメだよ、目逸らしちゃ。」


私の顎を片手でつかみクイッと藍くんの方に向けられた。
……っ、

藍くんと目が合う。藍くんは私の目をじっと見ていてふわっと笑った。


「やっと目が合った」

「…っ、ぁ」


かぁぁっと少し顔が熱くなる。
どうしよう、私どんだけ藍くん意識してるの……っ!


「…っ、あ、の……っ」