意地悪執事はお嬢様を独占したい





結局この2人の言い合いはしばらく収まらなく、それに対応するのが大変だった。

休み時間。


「もう、助けてーー!」

七海とみーちゃんに涙目で訴える。

「よっ!さすがモテ女!」

「……何言ってんの、私モテないよ?」


七海が茶化すも、私がすぐさまツッコミを入れる。
……でも。
そう言うと七海とみーちゃんは嘘だろという目で私を見た。

え、なになに。怖いんだけど。


「あんた、自分がモテてることまだ自覚してないの?」

「……は?」

「ちーちゃん、この学校の有名なお姫様なんだよ。」

「……は?」

「「可愛いの自覚して」」

「……は?」