意地悪執事はお嬢様を独占したい

一条と藍くん

あれから2日。
次の日は微熱で休んだ。今日は復活したので学校に行く準備をする。

……ていうか私…何言っちゃってんの！？
行かないで、とかなに！？鳥肌立ってきた！恥ずかしすぎる。穴があったら入りたい……。

まず、王子様って…

「…どこのご令嬢だよ」

いや、私もご令嬢なんだけどね？
どこの国のお姫様ですかほんとに。一条にも聞かれたよね、あぁもう恥ずかしすぎる。


かぁぁっと顔が熱くなり顔を隠してしゃがみこむ。ゆっくり深呼吸をすると、

コンコン

「千結様」


とドアの方から声がした。