意地悪執事はお嬢様を独占したい





「……顔、見せてください」

「…っ、や、やだよ!」


顔見せろって……。絶対今私は茹でたこなのに無理に決まってる。

すると、一条の手が離れたと思ったら


バサッ!!

「……っ!?」


布団が一条によって剥ぎ取られた。

視界が明るくなり、さらに顔に熱が集中する。


「…ちょ、ちょっと、」


布団返してよ……っ!と言おうとし一条を見ると、顔が赤く照れたような一条が視界に入った。

「……一条?」