地面に体を叩きつけられる前に誰かに抱きしめられる感覚が。この匂いは……。 「千結様!千結様!?」 一条だ……。と思った時にプツッと意識が途切れた。 ―――――――――― ――――― 「……んっ」 目をゆっくり開けると見慣れた白い天井。 ……私の、部屋? 体をゆっくり起こすと頭に乗っていたものがスルっと落ちた。 ……タオルだ。 辺りを見回すとやっぱり私の部屋だった。 ……そういえば私、倒れて…。 頭をフル回転させて思い出していると、ガチャと私の部屋の扉が開いた。