その日は、何年かぶりにぐっすり眠れて
久しぶりにスッキリとした頭で目覚めることが出来た。
四季のメンバーは初対面にも関わらず、話しやすいしものすごく優しかった。
不良と関わったことがないから、正直最初は目も合わせられないほど怖かったけど。
皆普通に話してくれるし。
なんなら、気遣わないといけない立場の私よりも、私に気遣ってくれた。
一週間、何週間とここに居ても、誰もなにも聞いてこない。
本当は気になってるはずなのに。
メンバーで、ここから少しだけ距離がある海でバーベキューをしたり。
夜は交代で私を後ろに乗せて、バイクで走りに連れていってくれたり。
寝る前にトランプをしたりと、必ず私を輪の中に入れてくれた。
皆がいる前で
「どうして素性も知らない私なんかに、優しくしてくれるの?」と聞いたら。
「ここに来た時点で、もう仲間だろ」と。
唯はババ抜きの最中、かっこいい台詞を言いながら、ババを引いて、ちょっとだけダサくて笑えた。
優しくて暖かい四季のメンバー。
家族よりも大事だと、胸を張って言えるほど、彼らが好き。
幸せな日々を送っている中で。
それから半年が経ち、唯と買い物を終え、バイクの後ろに跨がろうとした時だった。


