裏切り姫と恋の病









唯との出会いは私の人生を変えた。



その後案内された場所は、四季の隠れ家である倉庫。


倉庫の中は生活感で溢れていて。


家に帰りたくない、なにかしら事情をもったメンバーの誰かが寝泊まりすることも少なくないらしい。



段ボールが密集した荷物部屋に案内され。
窮屈(きゅうくつ)さを改善しようと、段ボールを一旦外へと出した唯は。


その場所を、私の寝る部屋だと。メンバーの承諾(しょうだく)も得ずに勝手に決めた。




「部屋なんて別にいらない。
 表にあるソファで寝るよ」


贅沢なんか言ってられない。

寝床があるだけマシだから、心の底からそう思って言っただけなのに。


唯は、「お前はバカか」と一蹴。




「男だらけの倉庫で、鍵もない場所で女を寝かせられるか」


「……別に誰も私なんか襲わないよ。
 どうせ鶏ガラだし」


「……根にもってんのかお前。」


「そりゃあ……こんな貧相な体してるけど、一応女だし?」