ボーダーライン。Neo【中】

さっさと終わらせて、全てを思い出にしよう。

 そうでもしないと前へ進めない。

 ベッド脇に置いた携帯を取りに行き、再びソファーに座る。

 ーー出なくてもいい。

 そう思いながら、彼女の番号を指でタッチする。

 数回のコール音を経て、留守番電話に繋がった。

 機械的な女性の声に一息吐き、僕はそこへ、メッセージを吹き込んだ。

 ***