マネージャーとマー君の
低レベルな言い合いが、微笑ましくて。
二人だけにしてあげようと
僕はステージ裏に向かった。
その時
貴公子と間違われるほど
大人カッコいい、あやあやが、
僕を見つけて駆けてきた。
「なぁ、春?
俺、この衣装、似合ってる?」
上下真っ白のタキシードに
あやあやカラーの
青いマントを羽織っている。
羨ましいくらいカッコよくて
似合いすぎなのに。
あやあやは、
何を、心配してるんだろう?
「ヒーローショーなんて
俺たち初めてじゃん。
こんな俺見て、
ほのか、幻滅しないよな?」
プっ。
あやあや、
そんなかわいい心配してるの?
ほののんと出会う前の
『恋なんて一生しない』って言い張っていた
あやあやからは、
想像できなかったなぁ。



