メモ紙を元有った机上へ置く。
「返して欲しければ……取りに来い。って事か?」
彼女の真意が読み取れず、そう呟いていた。
とは言え、連絡先を知らない。
都内の弁当屋で働いていると言っていたが、その数も多すぎる。
軽く途方に暮れ、とりあえず冷蔵庫から水を出し、喉を潤した。
コーヒーでも淹れようと、ポットに湯を沸かす。
カップを満たすそれに二、三個氷を浮かべ、再度ソファーに戻る。
幸子のメモ紙を見つめ、一瞬、折り畳んで仕舞っておこうかと考えたが、馬鹿らしくなって止めた。
手の中でクシャッと丸め、ゴミ箱へと放る。
それにあのメモには体を売った事が公に書かれているのだ。残しておける筈がない。
もしかしたらそれも彼女の計算か、と思うが。きっと考え過ぎなのだろう。
不意に時間が気になり、右手首へ目をやるが、それはベッドに置き忘れていたな、と気付く。
仕方無く首を動かし、壁の時計に目をやった。
午前十時。
いつ眠ったか定かでは無いが、恐らく八時間は睡眠をとった筈だ。
座ったままでぐっと伸びをし、小さく息をついた。
とにかく、幸子の連絡先を入手しておかなければいけない。
一度途方に暮れたものの、至極単純な事に気が付いた。
「返して欲しければ……取りに来い。って事か?」
彼女の真意が読み取れず、そう呟いていた。
とは言え、連絡先を知らない。
都内の弁当屋で働いていると言っていたが、その数も多すぎる。
軽く途方に暮れ、とりあえず冷蔵庫から水を出し、喉を潤した。
コーヒーでも淹れようと、ポットに湯を沸かす。
カップを満たすそれに二、三個氷を浮かべ、再度ソファーに戻る。
幸子のメモ紙を見つめ、一瞬、折り畳んで仕舞っておこうかと考えたが、馬鹿らしくなって止めた。
手の中でクシャッと丸め、ゴミ箱へと放る。
それにあのメモには体を売った事が公に書かれているのだ。残しておける筈がない。
もしかしたらそれも彼女の計算か、と思うが。きっと考え過ぎなのだろう。
不意に時間が気になり、右手首へ目をやるが、それはベッドに置き忘れていたな、と気付く。
仕方無く首を動かし、壁の時計に目をやった。
午前十時。
いつ眠ったか定かでは無いが、恐らく八時間は睡眠をとった筈だ。
座ったままでぐっと伸びをし、小さく息をついた。
とにかく、幸子の連絡先を入手しておかなければいけない。
一度途方に暮れたものの、至極単純な事に気が付いた。



