それからどういうわけか、数日秋月くんと会えない日々が続いた。
彼の従兄弟である、カイくんからは、秋月くんは風邪だと聞いて、あたしがうつしたせいかもしれないと思い込んでいたのだが。
欠席が流石に五日も続くと、心配でたまらなくなった。
そして同時に、会いたくて我慢出来なかった。
あたしは休み時間を狙って、秋月くんに電話をかけた。少しでも声が聞きたくて、わざわざ学校の中庭まで出てコールを鳴らしたのに、応答は無かった。
正直、かなり落ち込んでいた。
秋月くんに会えない日々は、水を貰えない植物のようで、あたしはもうきっと、彼が必要不可欠だったのだろう。
一階の渡り廊下を使って、校舎内に入ろうとした時。
扉を開け外に出て来る人物を見て、ふと足が止まった。
彼は教室移動の途中だった。
「カイくん」
「あ。桜庭先生」
隣りに並んだカイくんの友達を見て、つい下の名前で呼んだ自分を咎めた。
「あの。ちょっと訊きたい事が有るんだけどいいかな?」
それでも構わず、あたしは取り繕うように早口になった。
彼は一瞬キョトンとしたが、小さく微笑み、友達へ先に行くよう促した。
彼の従兄弟である、カイくんからは、秋月くんは風邪だと聞いて、あたしがうつしたせいかもしれないと思い込んでいたのだが。
欠席が流石に五日も続くと、心配でたまらなくなった。
そして同時に、会いたくて我慢出来なかった。
あたしは休み時間を狙って、秋月くんに電話をかけた。少しでも声が聞きたくて、わざわざ学校の中庭まで出てコールを鳴らしたのに、応答は無かった。
正直、かなり落ち込んでいた。
秋月くんに会えない日々は、水を貰えない植物のようで、あたしはもうきっと、彼が必要不可欠だったのだろう。
一階の渡り廊下を使って、校舎内に入ろうとした時。
扉を開け外に出て来る人物を見て、ふと足が止まった。
彼は教室移動の途中だった。
「カイくん」
「あ。桜庭先生」
隣りに並んだカイくんの友達を見て、つい下の名前で呼んだ自分を咎めた。
「あの。ちょっと訊きたい事が有るんだけどいいかな?」
それでも構わず、あたしは取り繕うように早口になった。
彼は一瞬キョトンとしたが、小さく微笑み、友達へ先に行くよう促した。



