俺のボディガードは陰陽師。~第三幕・不穏な悲鳴~


「……橘くん、橘くん!」

「…ん?え、あ、あぁ」



隣から肩を叩かれて、ハッと気付く。

俺を我に返らせたのは、クラスメイトの女子、えーと…安村さん、か。

安村さんは苦笑いをしている。



「もぉー!話聞いてなかったしょー?」

「…あ、うん」



そこにいるのは、安村さんだけではない。

反対の隣には美森がいて。

目の前には、颯太も陣内もいる。

他、クラスの男女何人かがお集まりになり、教室内で軽ーく集団が輪になってお話し合いの最中だった。

お話し合いのテーマは『明日からの三連休、どこかで遊ばね?』だが。

つい考え事してしまって、話を聞いてなかった…。



「おいおいおーい。ちゃんと話聞いてろよー」

「何ボーッとしてんだよ。天然キャラ」



颯太と陣内にご指摘を受けた。

って、俺は天然じゃない!

ただ話を聞いてなかっただけで、天然扱いするな!