~♪

杏奈が葬儀を終えて自宅へ戻り、家で調べ物をしていると携帯が鳴った。

液晶画面には瑠衣からの着信を知らせる文字。

久しぶりの着信に杏奈は慌てて携帯の画面をスライドさせた。

「はい!」
慌てすぎて変な声になった杏奈に電話の向こうで瑠衣が笑う。

その笑い方にも元気がない・・。

『いろいろありがとうな。今日、葬式にも来てくれてただろ』
「いえ。この度はご愁傷様です。」
『杏奈』
「はい」
『・・・』
沈黙・・・。でも、言葉はなくても相当瑠衣がまいっていることが分かる。
それでも杏奈に心配させまいとしていることもわかっていた。