「は、はい……!すみません……!」



また、キャプテンの手を煩わせてしまった……。


キャプテンは、いつも私のことを助けてくれる優しい人。

昔からドジでヘマをすることが多く、転けたりミスしたりは日常茶飯事。

他のマネージャーさんたちには呆れられてしまっているけど、キャプテンはこんな私にも分け隔てなく優しくしてくれる。


本当に、いい人。


もともと人手不足だからと先生にお願いされてなったマネージャーだけど、今ではキャプテンの力になりたいと一生懸命頑張っている。

……空回りして、ばかりだけど。



「俺が運ぶよ」



そう言って洗濯カゴを持ったキャプテンに、私は慌てて首を横に振った。



「へ、平気です!」