甘やかすのはキミ限定。

いつの間にか、俺の方がしおちゃんがいなきゃダメになってた。


離れていかないでと告げるように、俺は華奢な体を抱きしめた。



「きゃぷ、てん……?」

「いなくならないでよ……しおちゃんがいないと俺、頑張れない」



しおちゃんが、びくっと震えたのがわかった。



「私……本当に、迷惑じゃない、ですか……?」

「うん。いつもしおちゃんの笑顔に、どれだけ俺が元気もらってるか知らないでしょ」

「ほ、ほんとですか……?気を使ってないですか……?」

「心からの本心。わかってくれるまで、何度だって言うよ」



真剣な表情で見つめると、しおちゃんがぎゅっと下唇を噛み締めた。



「あの、私……」



先の言葉を口にするのをためらっているのか、また口を閉ざしたしおちゃん。