「そ、そうか」
「はい、そうなのです」
「で、では、近いうちに一緒に行こう」
「はい!」
エイミは嬉しくてたまらなかった。
ジークと一緒に、賑やかな街を歩いているところを想像してみる。
(わ~。そんなの、絶対に楽しいに決まってるわ)
勝手に頬が緩んでにやけてしまうのを、どうしても止められない。
ジークもジークで、そんなエイミの様子を幸せそうに眺めていた。
「あっ」
エイミが、はたと声をあげる。
「どうした?」
エイミは自身の指にはめられた指輪を慎重な手つきで外すと、ジークに差し出した。
「これ、ありがとうございました! 私、指輪の交換なんて考えてもいなかったです。ジーク様に助け舟を出してもらえなかったら、どうなっていたか」
ジークはぽかんと口を開けたまま、エイミを見返した。
そして、ようやく理解した。彼女は指輪を返却しようとしているのだ。
「はい、そうなのです」
「で、では、近いうちに一緒に行こう」
「はい!」
エイミは嬉しくてたまらなかった。
ジークと一緒に、賑やかな街を歩いているところを想像してみる。
(わ~。そんなの、絶対に楽しいに決まってるわ)
勝手に頬が緩んでにやけてしまうのを、どうしても止められない。
ジークもジークで、そんなエイミの様子を幸せそうに眺めていた。
「あっ」
エイミが、はたと声をあげる。
「どうした?」
エイミは自身の指にはめられた指輪を慎重な手つきで外すと、ジークに差し出した。
「これ、ありがとうございました! 私、指輪の交換なんて考えてもいなかったです。ジーク様に助け舟を出してもらえなかったら、どうなっていたか」
ジークはぽかんと口を開けたまま、エイミを見返した。
そして、ようやく理解した。彼女は指輪を返却しようとしているのだ。



