継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です

(リーズとキャロルさんに後で謝らなきゃ。ふたりとも、私のためにあれこれアドバイスしてくれたのに)

 どうせ自分なんかと、卑屈になっていたことを恥ずかしく思う。ここでは誰もエイミを邪険に扱ったりしていないのに。

(私なんかとウジウジするのは、もうやめないと。ジーク様やみんなに少しでも好かれる為に!)

 ジークと一緒に選んだドレスを試着したエイミは、リーズとキャロルの前に立った。

 わぁと歓声をあけだのは、キャロルだ。

「似合う、似合う! 清楚で素敵だわ~」
「そうねぇ。ちょっと地味な気もするけど、あえてって感じで逆におしゃれかも」

 リーズも納得したようだ。

 故郷の結婚式を思い出しながら選んだのは、シンプルな白いドレスだ。足首の見えるすっきりした丈と、広がり過ぎないスカートのラインが、控えめでエイミ好みだった。

とはいえ彼女が知らないだけで、このドレス、実は結構いいお値段だったりする。シンプルなデザインながら、安っぽくならず洗練された印象を与えるのは、最高級シルクを一流の技術で仕立てているからなのだ。