「いいんです。本当にアルの言う通りですし。結婚なんて、叶わない夢だと諦めていました。こんな私でも花嫁になれるなんて、ジーク様には感謝してもしきれません」
「……俺も、嫁に来てくれる女はいないと思っていた。エイミには感謝している」
ふふっと、ふたりは笑い合った。
「うざっ! なに朝っぱらから、見せつけてんですか。独身の僕へのあてつけですかね~」
アルはいつも以上に怒りっぽい。
「アルも予想通りの小姑っぷりね。顔がいいだけじゃ、本当に誰もお嫁さんになってくれないわよ」
「うるさいぞ、リーズ」
エイミは疑問に思っていたことを、アルに聞いてみることにした。
「アルは絶対に反対すると思ってました。私なんかがジーク様の妻になって本当にいいんですか?」
アルはふんと鼻を鳴らす。
「僕はジーク様の側近だ。どんなことであれ、主の希望を叶えるのが仕事だからな。それに……」
「それに?」
「ジーク様はああ見えて、頑固だ。決めたことは絶対に譲らない。僕は時間の無駄がなにより嫌いだ」
こうして、エイミのお仕事は女中から公爵夫人へと、謎のステップアップをとげたのだった。
「……俺も、嫁に来てくれる女はいないと思っていた。エイミには感謝している」
ふふっと、ふたりは笑い合った。
「うざっ! なに朝っぱらから、見せつけてんですか。独身の僕へのあてつけですかね~」
アルはいつも以上に怒りっぽい。
「アルも予想通りの小姑っぷりね。顔がいいだけじゃ、本当に誰もお嫁さんになってくれないわよ」
「うるさいぞ、リーズ」
エイミは疑問に思っていたことを、アルに聞いてみることにした。
「アルは絶対に反対すると思ってました。私なんかがジーク様の妻になって本当にいいんですか?」
アルはふんと鼻を鳴らす。
「僕はジーク様の側近だ。どんなことであれ、主の希望を叶えるのが仕事だからな。それに……」
「それに?」
「ジーク様はああ見えて、頑固だ。決めたことは絶対に譲らない。僕は時間の無駄がなにより嫌いだ」
こうして、エイミのお仕事は女中から公爵夫人へと、謎のステップアップをとげたのだった。



