(ジーク様は熱でもあるんだろうか。頭がどうかしてしまったとしか思えないわ……)
エイミがなにも答えられないでいるのを、ジークは拒絶と受け取ったようだ。大きく肩を落として、しゅんとしてしまった。
「……やはり、こんな怖い顔の男とでは嫌か? アルのように美しい顔ならなぁ」
「いえ! そういうことでは!」
エイミはあわてて、ジークの勘違いを訂正する。
「たしかにアルは物語の王子様みたいに格好いいですけど、ジーク様にはジーク様の魅力があります! ふさふさの銀髪も鋭い瞳も、ワイルドで素敵です!背も高くて、強そうですし」
「……それは女には嫌われるポイントでは?」
「他の人は知りませんけど、私は好きです! 大好きです!」
エイミは大声で宣言すると、はぁはぁと肩で息をした。
「では、どこがダメだ? お前の希望に沿えるよう、できる限り改善するから言ってくれ」
ジークは真剣な目でエイミを見つめた。彼の本気が伝わってくる。
(えぇ~本気で言ってるの!?)
エイミがなにも答えられないでいるのを、ジークは拒絶と受け取ったようだ。大きく肩を落として、しゅんとしてしまった。
「……やはり、こんな怖い顔の男とでは嫌か? アルのように美しい顔ならなぁ」
「いえ! そういうことでは!」
エイミはあわてて、ジークの勘違いを訂正する。
「たしかにアルは物語の王子様みたいに格好いいですけど、ジーク様にはジーク様の魅力があります! ふさふさの銀髪も鋭い瞳も、ワイルドで素敵です!背も高くて、強そうですし」
「……それは女には嫌われるポイントでは?」
「他の人は知りませんけど、私は好きです! 大好きです!」
エイミは大声で宣言すると、はぁはぁと肩で息をした。
「では、どこがダメだ? お前の希望に沿えるよう、できる限り改善するから言ってくれ」
ジークは真剣な目でエイミを見つめた。彼の本気が伝わってくる。
(えぇ~本気で言ってるの!?)



