継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です

「そんなことより……」

 アンジェラはリーズの背に隠れるようにしてこちらを覗いている少女をきっと睨んだ。

「マイラってば昨日またジーク様の布団にもぐりこんだわね!」
「だって、じぃじが一緒にって……」
「ジーク様をおじいちゃん呼ばわりしないでよっ」

 アルとリーズの娘であるマイラを、ジークは目に入れても痛くないというほどに溺愛していた。マイラも優しいジークにべったりなものだから、アンジェラとしては面白くないのだ。ふたりは顔を合わせる度にいがみ合っている。

「アンジェラのファザコンは重症だわね」

 いつかは、彼女も嫁に行く日が来るのだろうか。少なくとも現時点ではまったく想像できないなと、アンジェラの美しい横顔を眺めながらリーズは思った。