「え、どうしたの? なにかあるの?」
戸惑っているリーズの手をひくのはエイミだ。
「リーズは支度があるからこっちね!」
「はい。このドレスに着替えて、その後は髪を整えるからね」
キャロルが手にしているのは、宝石がふんだんにあしらわれたゴージャスな純白のドレスだ。
「えっ……待って、私なにも聞いてないけど」
「うん。言ってないもの」
「ね~」
エイミとキャロルは楽しそうに笑い合う。ふたりの手によって、リーズはあっという間に初々しい花嫁姿に変身した。
「きゃ~リーズちゃん、似合う!かわいいわぁ」
「ほんとに! すっごく綺麗!」
「えーっと……これは……」
タネ明かしをしてくれたのはエイミだった。
「えへへ。誕生日プレゼントのサプライズ結婚パーティーです。アルの発案よ」
「アルの!?」
それに一番驚いた。
「うん。ずいぶん前からリーズが十八歳になる日にしたいって計画してくれてたんだよ」
「……そうなんだ」
アルは自分との結婚をきちんと考えてくれていたのだ。その事実がリーズにはたまらなく嬉しくて、自然と口元が緩んでしまう。
戸惑っているリーズの手をひくのはエイミだ。
「リーズは支度があるからこっちね!」
「はい。このドレスに着替えて、その後は髪を整えるからね」
キャロルが手にしているのは、宝石がふんだんにあしらわれたゴージャスな純白のドレスだ。
「えっ……待って、私なにも聞いてないけど」
「うん。言ってないもの」
「ね~」
エイミとキャロルは楽しそうに笑い合う。ふたりの手によって、リーズはあっという間に初々しい花嫁姿に変身した。
「きゃ~リーズちゃん、似合う!かわいいわぁ」
「ほんとに! すっごく綺麗!」
「えーっと……これは……」
タネ明かしをしてくれたのはエイミだった。
「えへへ。誕生日プレゼントのサプライズ結婚パーティーです。アルの発案よ」
「アルの!?」
それに一番驚いた。
「うん。ずいぶん前からリーズが十八歳になる日にしたいって計画してくれてたんだよ」
「……そうなんだ」
アルは自分との結婚をきちんと考えてくれていたのだ。その事実がリーズにはたまらなく嬉しくて、自然と口元が緩んでしまう。