継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です

「さっきのキス、もう一度してみて」

 呆れた顔で、アルは言う。

「……僕の話、ちゃんと聞いてたか?」
「聞いてたよ。でもね、理性の飛んだアルも見てみたいなって……」

 リーズの言葉を最後まで待たずに、アルはその柔らかな唇を塞いでしまった。

「リーズが十八になるまでは待とうと決めてたんだけどな……ジーク様ならきっとそうするから」
「なによ、それ」

 アルが思わず明かした胸のうちに、リーズは笑いが止まらなくなった。

「そうね、ジーク様ならそうするかもね。でも、アルはジーク様じゃないでしょ。アルの気持ちが知りたいの」
「そうだな……僕は……もう待てない」

 アルはリーズを抱きかかえると、そのままぎゅっと強く抱きしめた。