(まぁ、ゾーイは……もしかしたら喜んでくれるかも)
だが、帰れるものなら一度くらいは帰っておきたい気持ちもあった。親兄弟がどうしているのかは、やはり気になる。それに、エイミのためを思って時間を作ってくれようとしているジークの思いを無下にはしたくなかった。
「私がついて行って、お邪魔じゃないですか?」
「ちっとも。それに、俺もエイミの生まれ育った場所を見てみたいと思っていた」
彼は優しい笑顔でそう言った。ジークがそんなふうに思ってくれていることを嬉しく思う。
「それなら、よろしくお願いします!」
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