継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です

「うん。白くて綺麗な肌だから、淡い色はよく似合う」

 ジークはまっすぐにエイミを見つめて、目を細めた。

 褒められて、嬉しいような、恥ずかしいような……エイミはぐぐっとグラスの酒をあおった。

 エイミもジークと同じく、そんなに酒には強くないのだが、このピンク色の酒は甘くフルーティーでとても飲みやすい。

「このお酒、美味しいですねぇ。いくらでも飲めちゃいそう」

 エイミは上機嫌だった。

「あまり飲み過ぎるなよ。明日は王都を観光するんだろ?」
「はい! 市場でお買い物をしてみたいですし、このお城より大きいという王宮もひとめ見てみたいです」
「うん。どこでもエイミの行きたいところに行こう」

 エイミは目の前の夫をうっとりと見つめた。