継母がこんなに幸せでいいのでしょうか!?村一番の嫌われ者だったのに、三つ子たちとコワモテ公爵に溺愛されて困惑中です

「……悪いが、俺は書斎で仕事を片付けるから、先に休んでてくれ」

 エイミの顔は見れなかった。見れば、きっと悪魔が勝ってしまう。

「では、なにかお手伝いできることがあれば……」

 気遣うようにそう言ってくれたエイミを遮り、「いらない」と短く切り捨てた。

 エイミが寂しげに肩を落したのを気配で察したが、なんのフォローもしてやれなかった。

 彼女が自分から離れていく。

 ジークはまた酒をあおった。元々好きでもない酒の味がよりいっそう不味く感じられた。苦虫をかみつぶしたような顔で、ジークはグラスを見つめていた。