17時、カフェオレ。




校舎裏に着くと、ここは誰もいなくて校舎の騒がしさがうそみたいに静かだった。


「誰もいないですね」

「まぁみんな文化祭を楽しみにしてたしね」


そう話しながら、ちょうどいい段差に私と先輩は腰かけた。


「先輩は焼き鳥焼いたんですか?」

「俺はお金の管理だけ。
俺の時間はずっと将人一人で焼いてたよ」

「え、一人ですか?」

「まぁそんなに混まなかったし。
優奈ちゃんは忙しそうだったね」

「ありがたいことに好評でした」


頑張って考えた甲斐あるよ。
エプロンも可愛いって評判よかったし。