それから10分…
「あー、もう無理だよ…」
私はカウンターにて未希に話しかけた。
「どうしたの」
「だってなんかみんないちいちいろんなこと聞いてくるから」
彼氏いるのかとかこのあと一緒に…とか
断れば連絡先って…
私はただオーダー聞きに行ってるだけなのに…
「だから、その顔に生まれてきた宿命だって」
「好きでこの顔に生まれてきたわけじゃないのにー」
「…それは女子を敵に回す発言だよ」
ってか、みんなが言うほど別に可愛くないよ、私…
普通じゃん…未希のが普通に可愛いじゃん…
伊藤先輩だって未希に夢中じゃん…
なんで未希じゃなくて私ばっかり…
「…未希、そろそろ変わろ?」
「あ、だめだよ
ほら、長谷川きたもん。あれ絶対優奈目当てだよ」
「え!余計にやだ!」
「私もやだもん。
ほら、優奈のこと見てるし、行ってきなよ」
「えー…」
「なんかあれば助けに行くから」
…まぁ、どうせもう交代だし…
さっさとオーダーとってさっさと出して、私がここから出ていけばいいか…


