「なんか将人、このあとあの子のこと誘いたいんだって」
「あ、そうなんですか?
どうぞどうぞ。私たちあと15分もすれば交代ですし、未希は私と回る予定でいたと思うので」
「まじ!?いい!?」
「はい。それに未希もさっき、先輩のことかっこいいって話してましたよ」
「え、それ本当に俺!?理玖じゃなくて!?」
「ふふ、はい。伊藤先輩って言ってましたよ」
それに喜ぶ伊藤先輩を見ていると、なんだか微笑ましくて笑ってしまった。
「ちょっと優奈!」
「わぁ…っ、未希…どうしたの」
「他のお客さんから、優奈にオーダーとってもらいたいってリクエスト」
「えっ…」
嘘ー…、私ですか…
まぁ、ここでこれだけ話してたらそう言われるよな…
「ほら、唐突に嫌な顔しないの」
「うー…」
嫌がる私に、先輩は
「頑張れー」
なんて応援してくれてるから
私はしぶしぶ、他のテーブルのオーダーを取りに行った。


