私は出来上がったミルクティーを自分で持って、先輩のところまで持って行った。
「おぉ、きたきたー」
「いただきます」
テーブルにコースターを置き、私はそこにミルクティーを置いた。
「おぉ、本格的」
「本格的に作ってますから。これだけ」
あとは全部ペットボトルかインスタントだからね。
本当これだけだよ
「いただきます」
先輩はそういって、静かに一口飲みこんだ。
「おぉ、すごい香る。
茶葉香るってわかる」
「本当ですか!?」
「うん。すごいおいしいよ、これ」
…よかったぁー…
先輩にそう言ってもらえたら、もうそれだけで作った甲斐がありますよ…
「お、確かに!めっちゃ高い味する!」
「実際これが飲み物の中じゃ一番高いですから」
他のは100円とかなのに、これだけ200円。
まぁ茶葉けっこうこだわってしまいましたから…
まぁマスターにお店のやつを仕入れ値で譲ってもらったんだけど。
「ところで優奈ちゃん!」
「え、なんですか?」
ミルクティーの話をしていたのに、伊藤先輩がいきなり前のめりで話しかけてきた。
「未希ちゃんって彼氏いる?」
「え、いないですよ」
「まじ!?」
「はい」
それを聞いて、伊藤先輩は喜んでいた。
これは完全に、未希狙いってことですかね…


