17時、カフェオレ。




「あ、ご注文はなににしますか?」

「あ、決めてなかった」


先輩方はそういって、テーブルに置かれたメニュー表を見つめた。


「先輩、カフェオレもありますよ」

「はは、これは優奈ちゃんが淹れてくれるの?」

「はい、私が準備してきますよ!
…でも、今日は私はミルクティーをおすすめします」


カフェオレじゃなくて
先輩のカフェオレじゃなくて

私は、私の好きなミルクティーを推した。


「んじゃ、俺そのミルクティー!
優奈ちゃんが茶葉作ったんでしょ?」

「あ、はい!
3種類の茶葉が入ってますよ」


伊藤先輩はてっきりコーラとかにいくのかな、と思ったけど
私がおすすめしたから、ミルクティーを選択してくれた。


「…じゃ、俺もミルクティーを」

「え?
い、いいんですか?カフェオレありますよ?」

「はは、いいって。
だってそのミルクティーはここでしか飲めないでしょ?」


先輩のその顔と、その言葉に
私の胸はキュン、とした。


「俺も、優奈ちゃんが作ったミルクティー飲んでみたいし」


…もう、なんなんですか。
この人、私を喜ばす天才ですか。


「…かしこましました。
少々お待ちください」