新たに茶葉から紅茶を淹れ、ミルクを淹れる。
このミルクが混ざるのを見るのがなにげに好きだ。
「優奈!」
「…もう、また未希は…」
未希がまた変わってと言いに来たと思い、顔をあげたら
「来たよー」
こちらに、手をふりふりしてる理玖先輩の姿。
その向かいにはさっきの伊藤先輩もいた。
「…注文、とってくる?」
「う、うん!!」
さっきはホール出るのやだとか言ってたくせに、私はオーダー分のミルクティーだけ準備して、先輩の元へと向かった。
「来てくれたんですね!」
「うん、約束したしね。
すごい本格的だねー。俺のクラスとは大違い」
「すごいですよね。私はこれ、なんにも手伝ってないんですけどね」
「優奈ちゃんはなんの係だったの?」
「私はメニュー係です。
あ、最近お店でなにかしてたのも、紅茶を作ってたんですよ。
いろいろ茶葉混ぜたり」
「あ、そうだったの?」
…まぁ、それは先輩と目を合わせないためでもあったんだけど…
もうね、彼女がいるとかちょっとどうでもよくなってる。
こうやって先輩と話せる時間がやっぱり私は好きだから。
「ケーキとかも全部私のレシピなんです」
「え、まじ!?超女子力高いね」
私の発言に、伊藤先輩はすごく驚いていた。
そして周りの人のケーキを見て、すごいすごいととにかく褒めてくれた。
この人、確かに騒がしいけど
でも、嫌な気分にはさせないんだろうなぁ。
人の悪口とか全然言わなそう。


